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各種技術資料

SEチタンコート剤の基本的構成

図31

 

光触媒:SEソーラーコート剤の基本構成

SEチタンコートの塗膜性能表

試験項目

試験方法

JIS準拠

結  果

①触媒性能 分解性能 メチレンブルー褪色試験(液相フイルム密着法)試験片に10ppmのメチレンブルーを滴下し、UV1mW照射して、メチレンブルー褪色時間を外観観察 20分 完全褪色
親水性 UV1mW照射3時間経過後の水接触角を測定 5°以下
②暗所親水性 暗所下12時間経過後の親水性の有無を測定 良好
(水接触角 10°)
③窒素酸化物除去試験 光触媒材料の空気浄化試験方法による
*吸着分は含まず
K1701 0.5μ mol
④塗膜密着性試験 碁盤目カット法(2mm角)にて、セロハンテープで膜剥離試験実施 A5422 膜剥離なし
⑤耐アルカリ性試験 常温飽和水酸化カルシウムに24時間浸漬後、
水洗いして3時間放置後に外観観察及び塗膜密着性試験実施
A5400 膜異常なし
膜剥離なし
⑥耐酸性試験 常温5%硫酸溶液に24時間浸漬後、水洗いして3時間放置後に外観観察及び塗膜密着性試験実施 A5400 膜異常なし
膜剥離なし
⑦耐水性試験 常温水に4日間浸漬後、水洗いして3時間放置後に外観観察及び塗膜密着性試験実施 A5400 膜異常なし
膜剥離なし
⑧耐温水性試験 60℃温水に8時間浸漬後、取り出して室温にて16時間放置する。これを1サイクルとして10サイクル実施後外観観察及び塗膜密着性試験実施 膜異常なし
膜剥離なし
⑧耐凍害性試験 気中凍結融解法-20℃で2時間凍結、融解時温度10℃の水中で1時間融解を1サイクルとして300サイクル実施 A1435 基材のクラック発生箇所は膜剥離あり
密着性異常なし
⑨耐塩害性試験 海水に60日間浸漬後、水洗いして3時間放置後に外観観察及び塗膜密着性試験実施 膜異常なし
膜剥離なし
⑩促進耐候性試験 スーパーUV試験機500時間(サンシャインウェザーメーター5000時間相当)後の色差及び光沢保持率を測定 色差⊿E 0.64
光沢保持率95%膜異常なし

SEチタンガラスコートの塗膜性能表

【 基材:フロートガラス  下塗り(NCゾル)+上塗り(TGゾル)の二層コート】

試験項目 試験方法 JIS 結果
光触媒性能 分解能 メチレンブルー褪色試験(液相フイルム密着法)により、1時間経過後のメチレンブルー着色の有無を観察 30分完全褪色
親水性 UV1mW照射1時間経過後の水の接触角を測定 5°以下
可視光透過率 未コートガラスとコートガラスの光透過率比較
(2mm厚フロートガラスにて測定)
K1701 99.5%以上
 塗膜密着性試験 碁盤目カット法(5㎜角)にて、セロハンテープで剥離試験実施 A5422 膜剥離なし
 耐アルカリ性試験 常温飽和水酸化カルシウムに24時間浸漬後、水洗いして3時間放置後に観察及び塗膜密着性試験実施 A5400 膜異常なし
膜剥離なし
 耐酸性試験 常温5%硫酸溶液に24時間浸漬後、水洗いして3時間放置後に観察及び塗膜密着性試験実施 A5400 膜異常なし
膜剥離なし
 耐水性試験 常温水に4日間浸漬後、水洗いして3時間放置後に観察及び塗膜密着性試験実施 A5400 膜異常なし
膜剥離なし
 耐冷熱サイクル試験 20℃の水中に18時間浸漬→-20℃で3時間冷却→50℃で3時間を1サイクルとして、10サイクル実施後の観察及び塗膜密着性試験実施 A6909 膜異常なし
膜剥離なし
耐摩耗性試験 スクィージー処理500回実施後の塗膜観察実施 膜異常なし
耐塩害性試験 海水に200時間浸漬後、水洗いして3時間放置後に観察及び塗膜密着性試験実施 膜異常なし
膜剥離なし
促進耐候性試験 スーパーUV(メタルハライド)試験機1500時間後の観察 膜異常なし

SEチタンコートNOx除去性能

試験所         : 財団法人 化学物質評価研究機構
塗布基材     : 窯業系サイディング
光触媒溶液 : SEチタンコート

資料1
[イチョウの成木への換算例]
(前提条件)
1.窒素酸化物除去性能(吸着分含まず):0.56μmol(0.005㎡当たり、5時間で)
評価試験方法:JIS R 1701-1:2004(財団法人化学物質評価研究機構 測定)
試験基材 :外壁サイディング材

2.樹木換算の窒素酸化物除去(富山県高岡古城公園にて野外測定)
※イチョウの窒素酸化物吸収量は760mg/日(富山県環境科学センター調べ)

【SEチタンコート窒素酸化物除去量計算式】
・ ㎡・時間当たり0.56μmol÷0.005㎡÷5時間=22.4μmol
・ mol換算(㎡・時間当たり) 22.4μmol/時間×10-6=0.0000224 mol
そこで、N(窒素)とO(酸素)の1mol当たりの分子量は、周期表よりN:14.01g、O:16.00g
※NO=14.01g/ mol +16.00g/ mol =30.01g/ mol
・g換算(㎡・時間当たり) 0.0000224 mol/時間×30.01g/ mol=0.000672224≒0.000672g

1日の昼間時間を平均10時間として、㎡・1日当たりのNOx除去量 0.000672g×10時間/日=0.00672g

【一戸建て住宅200㎡施工した場合】
一般的な戸建て住宅の外壁200㎡として1棟分で、1日当たりの除去量換算で
・設定値 イチョウの木のNOx吸収量 0.76g/日・本
SEチタンコートのNOx除去量 0.00672g×200㎡=1.344g/日

1.344g/日÷0.76g/日=1.768本≒1.8本
※ 約1.8本分のイチョウの成木を、住宅内に植樹していることに相当

光触媒はソーラーと同様に1年中稼働することから、年間の窒素酸化物除去量に置き換えて、
1日当たりの除去量換算では
・設定値 イチョウの木の稼働時間が、年間の半分として。 SEチタンコートの稼働時間
年間の1/3が雨天等で稼働しないとして。
イチョウのNOx吸収量 0.76g/日×(365÷2)日=138.7g/年間
SEチタンコートNOx除去量 1.344g/日×(365÷2/3)日=327g/年間
327g/年間÷138.7g/年間=2.357本≒2.4本

※ 約2.4本分のイチョウの成木を、住宅内に植樹していることに相当。

お問い合わせはこちらから TEL 0952-33-3365

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