ソーラーパネル汚れ蓄積の現実
清掃未実施ソーラーの実発電率推移
[大規模太陽光発電システムの実例(公共施設)]
● 発電スペック:120kw/パネル数:720枚 床置型/日射計、記録装置
➡ 初年度からの4年間で5.24%の実発電率のダウン
➡ 5年目以降は実発電力のダウン幅は縮小するが、10年経過で8.37%ダウンに
この実発電率の低下は、パネルの光透過率低下によるものと推察されます。
【ソーラーコート膜に求められる光触媒性能】
① 光透過率を低下させないコート膜であること。
② 実環境下でも、汚れを蓄積させない強い防汚力を持つコート膜であること。
③ その性能がずっと維持され、光透過率も維持する高耐久性のコート膜であること。
光触媒「SEソーラーコート 」の特徴
ソーラーパネル上の汚れの蓄積・固着化を防ぎ、メンテナンスフリーを目指します。
1.光透過率が低下しないコート膜、だからパネル本来の発電効率も低下させません。
➡ ソーラーコートは光低反射触媒膜のため、パネルの光透過率を低下させないからです。
(光透過率は、光波長400~1300nmの範囲で平均3%アップします-分光光度計測定値)
2.油分汚れの蓄積を防いで、パネルの光透過率を維持します。
➡ パネル上に蓄積していく油分汚れを分解消滅させる『強い酸化分解力を持つ触媒膜』
➡ 夜間も親水して、ホコリ、塵等を雨でシッカリ流し落とす、優れたセルフクリーニング作用を
発揮する『超親水性触媒膜』だからです。
3.光透過率低下からくる発電率の低下を防ぎ、実発電量の減少を防ぎます。
➡ 汚れの蓄積による発電量低下は通常「数%」と云われており、大規模になる程発電の累計損失量
も無視できません。
4.ソーラーコートは塗膜の劣化がありません、だから光触媒効果もずっと続く!
➡ セラミックス膜だから、紫外線劣化がなく、酸性雨・大気汚染物等の影響も受けません。
(塗膜耐久性…耐久性試験機換算30年以上)
5.環境浄化に貢献します。
➡ 大気汚染物(NOx、SOx等)を分解して、無害化させます
SEソーラーコートご採用における期待効果
光触媒「SEソーラーコートは」、パネルガラスの光透過率維持と清掃改善に加え、環境浄化に繋がる環境技術です。
実環境下で光触媒性能を発揮し続けるガラスコート技術を開発し、それを光触媒「ソーラーコート」のコート剤と施工工法に反映させることで、ソーラーパネルが抱える課題・問題点に対応します。
それにより、下記の効果・効用が期待されます。
- 売電収入減の回避 (光透過率低下による実発電量の経時的な低下を防ぐ)
- 受光障害による発電損失の早期回復 (鳥の糞や黄砂等をセルフクリーニング作用で早期除去)
- 静電気発生を抑えて、パネルへの汚れ付着そのものも付きにくくする (帯電防止効果)
- 洗浄費用の発生リスクの回避 (発電率回復の為に、固着化した汚れを除去する場合)
- 環境負荷がない (いざ洗浄時でも水洗浄で済み洗剤が不要、さらにNOx等大気有害物を分解して環境浄化する)
- 優れた費用対効果 (洗浄メンテを必要とする場合は、償却年数をさらに短縮)
- 設備投資の早期回収に寄与 (発電損失の改善で安定的な売電収入が確保されれば、利益の確保に繋がる)
光触媒コート膜の防汚効果・維持性の確認
防汚処理ガラスの防汚効果の経年観察
福岡県内/JR駅舎ホームガラス 光触媒ガラスコート
施工:2003年11月/経年観察:2013年5月/経過年数:約9年6ヵ月
優れたセルフクリーニング作用で、汚れ蓄積の防止効果は歴然としており、
この防汚技術がソーラーパネル上にも活かされます。
光触媒「SEソーラーコート」膜の技術・性能
光触媒性能を飛躍的に高めた独自の二層コート方式
光透過率を低下させない光低反射型『下塗りコート剤と高活性光触媒コート剤を開発、さらに独自二層コートの『膜造り技術』により、ソーラーに求められる性能を実現!
① 光透過率を落とさない、高透明の光低反射膜
【 光透過率比較】 (光波長 400~1300nm領域) ※分光光度計にて測定
未コートガラス | コートガラス① | コートガラス② | |
平均光透過率 | 84.78% | 86.82% | 86.77% |
光の低反射化で、コートした方が光透過率は高い
② 膜表面が全面酸化チタン結晶で覆われる膜、だから酸化分解力の強いコート膜に!
③ コート膜は劣化のないセラミックス膜、30年以上相当の耐久性試験をクリア!
試験項目 | 試験方法 | JIS | 結果 |
促進耐候性試験 | メタルハライド・スーパーUV試験機1500時間後の観察 | - | 膜異常なし |
※ メタルハライド・スーパーUV試験機の試験時間1500時間は、屋外試験30年に相当するとされています。
独自の成膜技術により、従来の粉体型酸化チタンでは難しかった、膜表面が酸化チタン結晶で覆われても光透過性を損なわない高活性のコート膜に!
検証①:発電量比較
未コートパネルVSソーラーコートパネル
◆ 光透過率を低下させない、実発電量が変わらないことの実証 ◆
光触媒「SEソーラーコート」膜は、光透過率を低下させません。
だから、発電量も低下させていません!
検証②:光透過率比較
●測定機器 :分光光度計(島津製作所UV-3150 佐賀県窯業技術センター)
●試験片 : 2mm厚の未コートガラス1枚と2mm厚の光触媒コートガラス①、②
●コート内容 :コート①:下塗りNCゾル+上塗りTGゾルコート
コート②:下塗りNCゾル+上塗りTGゾルハードコート
光触媒「SEソーラーコート」の特質すべきは、
膜密度100%の緻密な膜でありながら、光透過率が低下しないことです。
効果検証:光触媒「SEソーラーコート」の防汚効果
パネルの「汚れない」がずっと続く、だから光透過率もずっと維持!